こんにちは元講師TANAKAです。
今回は「オンライン家庭教師で使うカメラのことを詳しく知りたい」という疑問に答えます。
オンライン家庭教師で必須機材となるカメラは、意思疎通や情報共有を行うための欠かせないアイテム。
カメラの種類やスタイルによって学習効果や学びやすさが違ってくるので、オンライン家庭教師を選ぶうえで重要な比較ポイントであるという観点からも詳しく解説します。
- オンライン家庭教師のカメラ構成ってどのスタイルがおすすめ？
- オンライン家庭教師で使うカメラには優位性がある？
- スムーズに情報共有（意思疎通）できるカメラ構成は？
今回の記事内容は、そんな疑問解消につながる情報かと思います。
オンライン家庭教師におけるカメラの役割
オンライン家庭教師のカメラは、つぎの役割を担っています。
- Webカメラ‥講師と受講者の表情を映し出すことで、より存在感を得ることができる。
- 手元カメラ‥お互いの教材を映し出すことで情報共有（意思疎通）を図る。
- 対面感を提供する
カメラを使用することにより、受講者と家庭教師はお互いの顔や表情を見ることができます。これにより、対面授業のようなリアルなコミュニケーションが可能になります。子供は家庭教師の表情やジェスチャーを通じて教材の理解度や反応を把握し、家庭教師も生徒の学習状況を観察できます。 - コミュニケーションの手段
カメラを通じて生徒と家庭教師は顔の表情やジェスチャー、視線などを相手に伝えることができます。これにより言葉だけでなく、非言語的なコミュニケーションも可能になります。受講者は疑問や理解できない部分を表情やジェスチャーで示すことができ、家庭教師はそれに対応することができます。 - 視覚的な学習支援
カメラを使用することにより、家庭教師はホワイトボードや教材を生徒に見せることができます。例えば数式やグラフを書いたり、参考書や教科書を紹介したりすることができます。生徒は家庭教師の画面を通じてこれらの教材を見ることができ、視覚的な学習支援を受けることができます。 - 学習の進捗確認
カメラを使用することにより、家庭教師は生徒の学習の進捗状況を確認することができます。例えば宿題の解答や問題の解法をカメラで共有することで、家庭教師は子供の取り組みや理解度を把握することができます。またカメラを通じて、受講者が学習に集中しているかどうかも確認できます。
オンライン家庭教師のカメラ構成について
オンライン家庭教師のカメラ構成は、それぞれ各会社で異なり２つのスタイルがあります。
１カメラ構成
Webカメラのみを使用する受講スタイル。教材内容など情報共有については学習ソフトによる「画面内共有」が行われ、画面に映し出される共有ノートにペンタブレットなどで双方向から書き込み意思疎通を図ります。情報共有しやすいのが利点。
２カメラ構成
Webカメラ＋手元（書画）カメラを使用する受講スタイル。物理的な方法で教材情報などを映し出すクラシックなカメラ構成で、感覚的に利用しやすいのが利点。
オンライン家庭教師の黎明期（初期）から利用されていた、基本的なシステムが「２カメラ構成」。
その後カメラシステムの改良などによって「１カメラ構成」が新たに加わり、手元（書画）カメラを使用しないため情報共有については学習ソフトが代わりに担当します。
この学習ソフトは公式ウェブサイトからクラウドへログインする方法、またダウンロード＆インストールする方法の２つがあり、画面内に映し出される「共有ノート」へ双方向から書き込んで意思疎通を図るという仕組み。オンライン家庭教師では最新のカメラ構成です。
いずれのカメラ構成もメリット・デメリットがあり、
とくに「感覚」という面で大きな違いがあります。
クラシックスタイルといえる２カメラ構成は、教材自体を映し出せるのが大きなメリット。ただし講師が採点するミスを指摘するなどの動作は、口頭で伝えるしか方法がないのがデメリットです。
最新スタイルといえる１カメラ構成は、共有ノートへお互いに書き込めるためスムーズな意思疎通をできるのが大きなメリット。基本的に学習ノート用教材を使って受講するため教材情報の共有はできますが、フリースタイル教材の場合は教材内容をWebカメラを通じて情報共有するなどの手間がデメリットです。
✅ 参考：【経験談】オンライン家庭教師で超勉強が進むおすすめ機材を徹底解説
私がすすめるオンライン家庭教師のカメラ構成
もし私が選ぶのであれば、オンライン家庭教師は「１カメラ構成」を
チョイスします。
なぜなら最新式のカメラ構成ということで磯疎通がしやすく、よりマンツーマン指導の内容が頭に入ってきやすいため。つまり「集中しやすい」という特徴が最大のメリットになるためです。
想像力を働かせて、オンライン家庭教師のカメラについてちょっと考えてみてください。
１カメラ構成
Webカメラに顔が映っていればよく、カメラを意識することなくオンライン指導が受けられる。
教材内容はすべて画面内に表示される「共有ノート」で情報共有。したがって教材を映し出す必要がないため、よりスムーズでストレスフリーの受講が期待できる。
子供が解いて書き込んだ答えに対して、講師が直接的に上から重ねて書き込み指導可能。このように共有ノートを利用するメリットが極めて大きく、オンライン家庭教師のカメラ構成でも主流となってきている。
２カメラ構成
Webカメラに加え「手元（書画）カメラ」が必須となるため、つねに手元カメラで教材を映し出すという意識をもつ必要あり。
したがって受講側にストレスが発生しやすく、スムーズな意思疎通に欠けるなどのデメリットが考えられる。
また子供が解答した内容を確認するには、手元カメラで映し出された映像を見る必要あり。さらに解答へ対する講師のアドバイスにおいても直接的に手直しができないため、口頭で説明するか、アドバイス内容を紙に書いて手元カメラへ映し出す必要がある。
このように優位性としては「１カメラ構成」が高いと私は考えます。よりムダな動作を省いて勉強に集中しやすいカメラスタイルではないでしょうか。よって私は「１カメラ構成」がおすすめです。
オンライン家庭教師のカメラ構成によって、使用（準備する）機材も違ってきます。
- １カメラ構成‥Webカメラ、ペンタブレット（場合による）
- ２カメラ構成‥Webカメラ、手元（書画）カメラ
オンライン家庭教師の１カメラ構成は、画面表示された共有ノートへ書き込むためペンタブレットを使います。ただしタブレット端末など直接的に画面入力できる場合は必須ではありません。
またオンライン家庭教師の２カメラ構成は、かならず手元（書画）カメラが必須となります。したがってパソコンなどインターネット端末へWebカメラが搭載されている場合でも、別途手元カメラを用意する必要があります。
オンライン家庭教師のカメラ構成も意識して、
こちらの記事で私がおすすめの会社をピックアップしています。
まとめ
今回は「オンライン家庭教師で使うカメラのことを詳しく知りたい」という疑問に対して、使用するカメラの台数などによる違いをメインに解説してきました。
ひとくちにオンライン家庭教師といっても、このようにカメラ構成などに違いがあります。
どちらも同じような効果・使い勝手・操作性のように思えますが、受講している風景をしっかり想像して考えてみると、オンライン家庭教師のカメラ構成というのは学習などに大きく影響することがわかるかと。
オンライン家庭教師でもっとも重要となる要素は、
いかに「スムーズな意思疎通ができるか」です。
訪問型の家庭教師と変わらず、同じような感覚で受講させたい場合。
この場合はオンライン家庭教師で採用されているカメラ構成について、まずは徹底的に想像を働かせて選ぶことが失敗しないコツになるかと。
オンライン家庭教師のカメラ構成というのは、学習効率・結果などを大きく左右する重要なポイント。
またオンライン指導時のストレスにも影響を及ぼすため、今回の検証結果をしっかりと抑えて、より効果的な受講となるようオンライン家庭教師のカメラについて考えてみてください。
こちらも参考までに。
✅ 元講師が28件比較したオンライン家庭教師おすすめランキングベスト３
